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お互いに好きな気持ちが同じなら、ずっとずっと、
つきあっていけるって思ってた。
好きなのに、別れるとか、
そんなことありえないって、思ってた――
STORY 3
「あのね、あたし、ヨウちゃんが大好き!
この先、何度、桜の季節が来ても、ずっとずっと、
ヨウちゃんのそばにいたいですっ!!
ヨウちゃんもおんなじ気持ちなら、
この綾桜をもらってくださいっ!」
あたしたちはおとなになっていく――
泣いて、苦しんで、もがいて。
立ちどまって……また歩き出して……。
一歩。
一歩。
あたしたちは、
ファンタジーを卒業していく。
目の前に広がる、
現実(リアル)を生きていく――
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